千野純一宅・グランドピアノ搬入の模様

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2003年8月3日。朝8時40分頃に業者がやってきました。
待ちに待った「YAMAHA C3AE サイレントアンサンブルプロフェッショナルモデル」の搬入です。
 
ピアノのスペックはこのあたりを参照してください。ヤマハのグランドピアノ製造100周年記念モデルC3AEに、消音機能(ピアノはアクションするが弦を叩かず、スピーカからサンプリング音を出音する)と高精度の自動演奏機能がついた特注品です。
 
写真は、搬入作業中、門の前に無造作に置かれていたピアノのパーツ。

搬入は、隣の隣の駐車場からクレーンで吊って行います。
写真は、駐車場にスタンバイするクレーンを、部屋の窓から身を乗り出して撮影したもの。
けっこう遠いのですが…。

派手です。
野次馬に訪れた友人F氏によると、この形のクレーンはけっこう珍しい種類、とのこと。

玉がけ。
というか、既にピアノはこの形に梱包されていて、あとはひっかけるだけって感じでした。

そしてお隣さんの屋根の上を越えてやってきます。
見ている方もめちゃめちゃ怖いです。

ピアノを搬入するのはこの部屋。
この時点で、荷物は既にクレーンオペレータの死角に入っているようです。
室内にいる人が無線で、操作の指示をしていました。
 
ちなみに、ピアノはゆっくり回転しています。怖い…。

電線や庇にひっかかりそうになりながらも、無事ピアノを掴むまで至りました。
が、窓までは少し距離が足りない。ここがクレーンの届く限界のようです。

しかし諦めた訳ではありません。クレーンの設置位置をギリギリまで寄せます。
この位置で一度、荷物を吊らないで届くかどうかのテストをしました。
 
ちなみに正面に見える出窓は、いわゆるはめ殺しです。
ここから入れられれば、こんなに苦労することもなかったんですけどね…。

今度は届きそうです。
ピアノは回転しているので、タイミングを合わせます。

そしてキャッチ! このあたりの展開はエキサイティングでした。(笑)
あとは引っ張るだけです。悪い足場で辛そうですが…。
 
しかしいい天気。とても暑い日でした。

これでクレーンの役目はおしまい。お疲れさまでした。

ここからは室内作業になります。
左下の赤いシールには「特注品」と書いてあり、オーナー心をくすぐられます。(笑)

脚を取り付け、位置決め。
でもなんか足りないような…。

足りないのはこれ。
無造作に転がしてありました…。
 
グランドピアノなので当然、真ん中のペダルはソステヌートです。

設置完了。
すごい存在感です。
 
ちなみにスピーカは付属していません。
このスピーカはRoland製(笑)
 
西側の窓際なので、西日に気をつけなければなりません。
まー、このカーテンは閉めっぱなしになるでしょうね…。

小賢しいアングル。
このC3AEに使われている弦と響板は、かなりグレードの高いものらしいです。

アンサンブルユニットと、見にくいけど「YAMAHA Grand Piano 100 YEARS」の文字。
 
白鍵は人工象牙、黒鍵は天然木です。鍵盤のツヤが違うのがわかりますか?
見た目だけじゃなくて、弾き心地も全然違います。
実は、この鍵盤が欲しくて新しいピアノを買ったようなものです。
(アップライトでもこの鍵盤を使うことは可能ですが)

 というわけで、「自室にグランドピアノがある」という夢のような生活が始まります。
 弾きすぎで仕事に支障をきたすようなことのないように気をつけましょう…。


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